仏壇に供える仏花にオススメのプリザーブドフラワーをご紹介!

プリザーブドフラワーについて解説

プリザーブドフラワーとは英語のpreserved、「保存された」ということが由来の言葉です。

生花から水分を抜き、特殊な方法で加工をしたものになります。

ドライフラワーと似ている部分がありますが、プリザーブドフラワーは生花に近い色合いで生花と見間違える人がいるほどです。

仏壇にプリザーブドフラワーを供えるメリット

頻繁に取り換える必要がない

プリザーブドフラワーは状態にもよりますが、少なくても1~2年長ければ5年ほど持ちます。

それに対して生花は1週間に1度ぐらいのペースで取り換える必要がありますし、夏場であればさらに短いペースで取り替えなければなりません。

かかる費用で考えても、生花は1回取り換えるのに500円と考えると1ヶ月で2,000円、1年で24,000円になります。

それに対してプリザーブドフラワーはおよそ4~5,000円で買うことができるのでお得と言えます。

手入れが少なくて済む

プリザーブドフラワーは水を必要としません。

そのため、毎朝水を入れ替えたり花が枯れそうになったら花を入れ替えたりという手間がかかりません。

また、花びらが散るということもないので掃除の手間が省けます。

匂いがしない

仏花の定番である菊やユリは枯れはじめると独特の悪臭を放ちます。

プリザーブドフラワーは枯れるということがないため、家を数日開けたとしても大丈夫です。

仏壇にプリザーブドフラワーはOK?NG?

基本的には仏壇に供える花については明確なルールや決まりはありません。

したがって生花でもプリザーブドフラワーでも造花でも基本的には問題ありません。

ただし人によっては意見が違うと言うことも認識をしておきましょう。

生花にこだわる人もいる

基本的には何を供えても問題はありません。

しかし、中には生花にこだわっていたり、造花やプリザーブドフラワーを嫌う人もいます。

造花やプリザーブドフラワーは手入れが少なくて済むという大きな利点があります。

人によってはこの利点が手抜き、誠意がこもっていないと感じる人もいるようです。

また、生花を供える理由として生きている花がいつか枯れるような諸行無常を表すとも言われています。

プリザーブドフラワーはOK

基本的には明確なルールはありませんし、仏壇用の造花があるくらいですのでプリザーブドフラワーを供えること自体に問題はありません。

むしろ、見た目が生花に限りなく近いという分だけ、造花やドライフラワーよりも仏壇に供える花として適していると言えるでしょう。

ただし先ほども述べたように生花にこだわっていたりプリザーブドフラワーに嫌悪感を持っている人もいることがあります。

家族や身近な人に相談をしてからプリザーブドフラワーを供えるようにしましょう。

仏具や仏壇の買い替えや購入をお考えの方へ

ここまで、プリザードフラワーについてなどを解説してきました。

プリザードフラワーを仏壇に供えること自体に問題はなく、生花に比べて管理が楽で、仏壇に花があると華やかにもなります。

それなら仏壇に花を飾るための仏具である花立を買いたい、もしくは長く使っているので仏具や仏壇を買い替えたいとお考えの方には「いい仏壇」がおすすめです。

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プリザーブドフラワーの注意点

プリザーブドフラワーは水やりの必要はありません。

というよりも、湿気や水分はカビの原因ともなってしまうので注意しましょう。

次にプリザーブドフラワーを長く供えておくと少なからずホコリがかぶってきます。

出来るだけ放置をした方がいいですが、どうしても気になると言う方はドライヤーの弱冷風で優しく取り除いてあげましょう。

プリザーブドフラワーはとても繊細なものですので、エアコンの風や直射日光にも注意をしましょう。

仏壇に供える生花

プリザーブドフラワーをお供えしてもいいんだね！
ところで、もし仏壇に生花をお供えしたくなったらどういう花がいいんだろう？

りらいふくん

菊やカーネーション、季節の花を供えよう！
また、NGの花も紹介するね！

仏壇に供える生花

• 仏花に使われる季節の花
• 避けるべき花

仏壇に供える花を仏花と言います。

仏花としての花は菊やカーネーションがよく選ばれます。

仏花に使われる季節の花

仏花としては季節の花もよく供えられます。

春

春にはたくさんの花が咲くため、供える花の種類も豊富にあります。

カーネーション・スターチス・アマリリス・キンギョソウ・水仙。スズランなどがオススメです。

夏

夏は水が腐敗しやすいため、花も同様に枯れやすいことに注意をしましょう。

ユリ・りんどう・ケイトウ・ヒマワリなどがオススメです。

秋

秋はお彼岸があり春のお彼岸とともに、最も墓参りをする人が多いシーズンです。

りんどう・コスモス・センニチコウ・ススキ・ワレモコウなどがオススメです。

冬

冬は春などと比べると種類が少なくなってきます。

スイートピーや アイリス・ストック・サザンカなどがオススメです。

避けるべき花

逆に仏花として避けた方がいい花は以下の特徴がある花です。

避けた方がいい花の特徴

• 毒性の強い花
• 針のようなとげを持つ花
• 匂いのきつい花
• つるが伸びる花

毒性の強い花

お墓に供た花は誰が触るかわかりません。

そのため、彼岸花やキョウチクトウのような花は毒性があるためお墓には供えないようにしましょう。

針のようなとげを持つ花

毒性の強い花と同様に誰が触るかはわかりません。

バラのような花はとげがあり、怪我をしてしまう可能性もあるため避けましょう。

匂いのきつい花

ユリのような匂いのきつい花は隣のお墓参りにきた人などが気になってしまいますので避けましょう。

つるが伸びる花

アサガオやクレマチスはつるが伸びていきます。

つるが伸びて放置しておくと地面をはっていって見栄えが悪くなったり、隣のお墓に迷惑をかけてしまう可能性があります。

仏壇のお供物と置き方

お花についてはわかったんだけど、それ以外に仏壇にお供えするものについて知りたい！

りらいふくん

そしたら仏壇にお供えするものの基本の五供について解説するね！

五供

• 香
• 花
• 灯燭
• 浄水
• 飲食

仏壇のお供物の基本として五供というものがあります。

この五供は毎日仏壇に供えるものとして欠かせないものです。

それぞれ何をどこに供えるのかを解説していきます。

香

香とはお線香のことを指します。

香り高いお線香をあげることが供養につながります。

また、点に上がっていくお線香の煙がこの世とあの世を繋ぐと言われています。

香、要はお線香は香炉またはお線香立てに供えます。

お線香を供えるタイミングは朝に他のお供物を供えた最後です。

基本的に供えたお線香は下げる必要はありませんので、そのまま燃え尽きるまで放置しておきましょう。

花

仏壇の両脇に1対のお花を供えます。

心を清め穏やかにするという意味があります。

選ぶ花はトゲのあるものや毒のあるもの、匂いがきつすぎるものは避けましょう。

花は花立というものに供えます。

朝にお花とお水を差し替えます。

お花自体は枯れないようなタイミングで差し替えるようにしましょう。

最近では造花を飾ることも増えているようです。

仏壇に造花を供えることについてさらに詳しく知りたいという方はこちらの記事をご覧ください。

合わせて読んでおきたい記事仏壇に造花を供えてもいいの？供える花のマナーを解説！

2019.12.16

仏壇に供える花は生花の方がいいのか造花でもいいのかはご存知ですか？ 当記事では仏壇における造花について解説しています。...

灯燭(とうしょく)

灯燭とはロウソクなどの灯りを灯すことのできるものです。

ロウソクはお線香に火を灯すために使うものではありません。

仏教においてはお灯明に従うことで、迷いがなくなってゆくとされています。

仏壇に手を合わせた後はロウソクの火を消しますが、その際には息を吹きかけて消すのではなく、手で仰いで消すようにしましょう。

灯燭はロウソク立てに立てます。

こちらも朝に仏飯やお水を供えるタイミングで火を灯します。

その後、お勤めが終わったら火を消します。

浄水

浄水とは綺麗なお水のことです。

綺麗な水とは言っても、特別なものは必要なく水道水で構いません。

綺麗な水には心を清らかにするということと、きがれなき浄土を表していると言われています。

浄水は水もしくはお茶を茶湯器というものに供ます。

仏壇に向かう時に差し替えをします。

毎朝差し替えるのはもちろんですが、お客様がお供物を持ってきた時には改めて差し替えましょう。

飲食(おんじき)

飲食とかいて「おんじき」と読みます。

家族が食べている物と同じ物をご先祖様にお供えします。

ご先祖様も食べられる状態で出すので、封がしてあるものは開けてだすようにしましょう。

炊き立てのご飯の一膳目を仏飯器に供えます。

朝や夕ご飯などいただく前に供ます。

そしてご飯が硬くなってしまう前に下げましょう。

おわりに