皆さん葬儀にかかる金額は一体どれくらいなのかご存知でしょうか。
葬儀にかかる金額というのは、様々な要因で変化しとても複雑です。
また、相場を知らなければ「常識がない」という風に思われてしまう可能性もあるので、必ず葬儀に関わる金額の相場をチェックしておきましょう!
この記事では、喪主側・参列者側、両方の立場から葬儀でかかってくる金額についてご紹介致します。
この記事でわかる事
- 葬儀にかかる諸々の金額相場
- お香典・お布施などの金額相場
- 葬儀の金額に関する常識
目次
【葬儀 金額】様々な葬儀の相場を丸裸に
つい最近までは、葬儀の費用はブラックボックスで、葬儀業者の言い値で葬儀の値段が決まってしまうようなひどい状況でした。
しかし、近年は多くの葬儀業者が葬儀プランを明示したり、格安葬儀業者が出てきたりと、業界的に活発になっています。
また、日本の高齢化社会が影響して「終活」が流行っていることも受け、葬儀に関する金額は誰でもわかりやすい制度に変化したと言えます。
それ故に、葬儀に関する金額の相場を知っておかなければ、悪徳業者などの騙されてしまうので、しっかりと金額の相場を把握しておきましょう!
一般葬の場合
こちらが2017年に日本消費者協会が発表した、葬儀に関する平均金額とその内訳です。
葬儀の内訳 | 全体に占める割合 | 金額 |
葬儀関連 | 61% | 119万円 |
飲食関連 | 15% | 29万円 |
寺院関連 | 24% | 47万円 |
合計 | 100% | 195万円 |
このように一般的な葬儀を行うためには約200万円もの大金が必要であるということがわかります。
ただ、毎年葬儀にかかる金額は減少傾向にあるので、この金額よりも下回った金額がおおよその相場と言えるでしょう。
他の葬儀の場合
では次に、一般葬と他の家族葬などと比較してみましょう。
葬儀の種類 | 金額 |
一般葬 | 195万円 |
家族葬 | 110万円 |
直葬 | 33万円 |
近年増加している「家族葬」や「直葬」などの少人数で行われる葬儀は、やはり一般葬と比較するとかなり相場が安いですね。
ちなみに葬儀金額の内訳としては、ほぼ全ての葬儀において同じです。
【葬儀 金額】香典の金額を喪主と参列者の視点から紹介
香典とは、仏式等の葬儀で、死者の霊前等に供える金品をいう。香料ともいう。「香」の字が用いられるのは、香・線香の代わりに供えるという意味であり、「奠」とは霊前に供える金品の意味である。通例、香典は、香典袋に入れて葬儀の際に遺族に対して手渡される。
お香典に関する金額は喪主にとっても参列者にとっても、かなり重要ですよね。
喪主にとっては、お香典を葬儀に当てることができますし、参列者にとっては相場を知らなければ、常識的な金額を渡すことができません。
双方にとってお香典の金額を把握しておくことは必須ですので、ぜひご参考にしてください!
葬儀で集まるお香典の金額
葬儀の際にもらうお香典の金額は合計でいくらになるのでしょうか。
そのお金は実質的に遺族の元に入り、葬儀のお金に当てることが可能なので、とても重要ですよね。
こちらが葬儀ごとのお香典の総額の目安になります。
葬儀の種類 | 葬儀費用 | お香典の総額 |
一般葬 | 195万円 | 35万円〜105万円 |
家族葬 | 110万円 | 7万〜21万円 |
直葬 | 33万円 | 3.5万円〜7万円 |
このようにお香典は葬儀に招いた参列者の数などによっても左右されてしまうので、一概なことは言えませんが、葬儀の金額を上回ることはあまりないと言えるでしょう。
葬儀にかかる金額は基本的に自分たちで工面する必要があると言えますね。
また、葬儀にかかる総額を抑えたいのであれば、費用の方を抑える事を推奨します。
参列者がお香典として包む金額
参列者が最も気にする事の一つとして、お香典として包む金額ががありますよね。
一般的には、
- 自分の年齢
- 故人との関係性
上記の2つの要因によって、目安が分かれます。
20代 | 30代 | 40代 | 50代 | |
お香典の金額 | 3千円〜5万円 | 5千円〜7万円 | 1万円〜9万円 | 1万円〜10万円 |
上記はあくまでも目安であって、必ずこの額を払わなければいけないという訳ではありません。
また、故人との関係性によって異なってくるので、注意しましょう。
【葬儀 金額】一般的なお布施の金額っていくら?
お布施とは僧侶に渡すお金のことですが、僧侶に対して支払われるお金ではありません。
御本尊に捧げるものであって、寺院の維持や活動に使用されます。
なので形式的に僧侶に渡す事にはなりますが、意味合いとしては行為と全く異なるので、その事を念頭に置いておきましょう。
また、お布施の金額の相場は地域によって異なります。
地域ごとの大体の目安としては、こちらになります。
地域 | お布施の金額 |
北海道・東北地方 | 15万円 |
関東・近畿地方 | 20万円 |
中国・四国・九州地方 | 15万円 |
【葬儀 金額】供花の相場を知る
供花とは故人の親族や、故人と深い所縁のあった友人などが送る花のことです。
また、何らかの事情により葬儀に参列できない方が送る場合もあります。
そして、供花にも相場というものが存在します。
相場を知っておくことで故人または遺族に対して、無礼のないように気をつけましょう。
供花 | 金額の相場 |
1基 | 1万円 |
1対 | 2万円 |
上記が一般的な相場になります。
しかし、場合によっては葬儀会場のスペースなどによって、送ることができる供花が限定されるなどの状況もありますので、ご注意ください。
【葬儀 金額】無礼を働かないようにお返しの金額を知る
葬儀を催した喪主にとって気になる事として、お香典返しなどのお返しがありますよね。
ここでも一般的なお返しの金額は一体いくらなのか、事前に知っておく事で、無礼を働かないように最新の注意を払いましょう。
結論から言ってしまえば、
こちらがお返しの目安となります。
お香典で持ち寄ってくる金額は人によって異なるので、当日は3通りくらいのお返しを用意しておく事をおすすめします。
【葬儀 金額】まとめ
みなさん、葬儀に関わる金額を知ることができたでしょうか。
少しでも、より良い葬儀のためにお力添えができていれば、幸いです。
また、他にも多くの葬儀に関する記事を執筆しておりますので、是非ご参考にしてください。