中古の仏壇でも大丈夫?中古の仏壇や仏具を買う事や売る事について解説

仏壇には故人の魂が宿っており、ある意味家にあるお寺みたいなものです。

そんな仏壇の役割としては、仏様などの御本尊を祀る、先祖供養をする場所、故人との対話をしたりという様々な役割があります。

しかし、それも全て仏壇に故人の魂が宿っているからこそなのです。

つまり、仏壇に魂が宿っていなければ、仏壇はただの置物にすぎないという事です。

そんな置物にすぎない仏壇に、新品だの中古だの関係はありません。

そのため、中古の仏壇を購入して使用することについては問題ありません。

中古の仏壇の購入について

中古の仏壇を使うことに関しては問題もなく、新品の仏壇を買うよりも非常に安い値段で買うことができます。

しかし中古の仏壇を買う、ということは難しいです。

というのも、やはり他人の魂が宿っていた仏壇を使いまわすということに抵抗がある人が大多数です。

そのため、中古の仏壇にあまり高い需要がなく、中古の仏壇を取り扱っていない店がほとんどです。

ただし、需要が0というわけではないため、中古の仏壇を買う手段が無いというわけでもありません。

中古の仏壇を買う3つの方法について解説致します。

中古の仏壇の取り扱いのある仏壇店、リサイクルショップに持っていくか、オークションに出品などをしましょう。

しかし、中古の仏壇を買うときにあった問題と同じことに直面します。

中古の仏壇は需要が低いので、仏壇店であれリサイクルショップであれ中古の仏壇を引き取ってくれるお店は少ないです。

また、新品時には高額で買った仏壇であっても中古で取引される際にはかなり安い金額になってしまいます。

それに加えて、仏壇を売る際には魂を抜く法要、閉眼供養が必要になります。

閉眼供養は仏壇の位牌に宿っている魂を抜くという法要で、僧侶を呼んで読経をしてもらいます。

閉眼供養をしなければ、故人の魂が宿ったものを何らかの方法で処分するという、大変罰当たりな行為を行う事になってしまうので注意しましょう。

また、閉眼供養の際にはお布施が必要で、お布施のおおよその相場としては3~5万円と言われています。

中古の仏壇を買う時売る時の注意点

中古仏壇を取引する際に注意する事は2つあります。

それが仏壇の運搬方法と悪徳業者です。

それぞれについて詳しく解説するのでご参考にしてください。

そこで中古仏壇を売る以外に活用する方法をご紹介致します。

それが、中古仏壇の部品を利用して新しい仏壇に造り変えることです。

今まで長い間拝んできた仏壇に愛着を持っている、仏壇を処分するのは偲びないなど、様々な理由でこの方法をとる方はいらっしゃいます。

故人もずっと利用してきた仏壇を活用した仏壇であれば、居心地が良いのではないでしょうか。

中古の仏具について解説

仏具には金や銀、プラチナなどが使用されいているものが多いです。

仏具を分解するとそれらを取り出すことが出来るため、貴金属としての価値があり高く売れる可能性があります。

それぞれの仏具に関して、相場などをまとめたので是非ご参考にしてください。

仏像

仏像は仏具の中でも比較的、高価買取が見込めます。

仏具には大まかに金属製のものと木製のものがあります。

金属製の仏像は使用されている金属がなんの金属かによって、買取価格は左右されるので、しっかりと材質をチェックしておきましょう。

木製の仏像の場合は金属製の仏像より、安価な買取価格がつけられる傾向があります。

しかし、木製の仏像でも彫刻品として評価されるものもあり、その場合は高価な買取価格が付く可能性もあるので、一度査定に出すと良いでしょう。

買取価格の相場として10,000~30,000円となっています。

掛け軸

掛け軸の買取相場は8,000円くらいとなっています。

掛け軸は素材などによって買取価格が付くのではなく、古美術品として価値が付きます。

ですので、掛け軸の作者などがわかるとより高い買取価格が付いたりもします。

作者などが分からなくても、有名な作者が作成した掛け軸である可能性もあるので、一度査定に出してみると良いでしょう。

香炉

香炉の買取相場は10,000円くらいとなっています。

香炉とはお線香などを炊く時に受けになる仏具です。

香炉は仏具としての役割以外にも普段使いのものもあるので、他の仏具よりも需要が高い傾向があります。

また、特に仏具に利用されている香炉の素材は金や銀、または真鍮製のものが多いので、香炉の中でも高価な買取価格がつきやすいです。

花立

花立の買取相場は20,000円くらいとなっています。

花立は仏壇に花を供える時に使用される花器の事です。

花立の買取相場はどんな素材から製造されているのかに左右されます。

近年では割れにくいように、アルミやステンレスのものが主流になっていますが、純金や純銀で製造されている花立もあり、それらは非常に高額で買取されています。

また、細かな装飾が施されている、美術的に価値が高いものを高額で買取されています。

りん

りんの買取相場は10,000円くらいとなっています。

りんとは仏壇のお参りをする際に、「チーン」と鳴らす仏具です。

りんは見てわかる通り、金属が原料となっています。

そして、買取相場はなんの金属が原料になっているか、リンの大きさ、つまりどれくらい多くの金属が使用されているかに左右されます。

りんを叩く際のマナーなど詳しく知りたい方は、是非こちらの記事をご参考にしてください。

合わせて読んでおきたい記事仏壇で「チーン」と鳴らすあれ。意味やマナーについて徹底解説!

2019.12.23

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少しでも安く仏壇、仏具を購入したいと考えている方へ

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