仏壇と神棚は同じ部屋でもOK!その際の注意点を解説!

仏壇と神棚の違い

まずはこの2つの違いを知っておきましょう。

仏壇

仏壇で祀っているのはご本尊と亡くなって仏様になった故人です。

そしてご先祖様が成仏できるように供養し、日々の感謝を伝えるとともに子孫繁栄をお願いします。

神棚

仏壇では仏様を祀っているのに対して、神棚ではその名の通り神様を祀っています。

神棚に対しては無病息災や家内安全をお祈りします。

仏壇と神棚は同じ部屋に置く際の注意点

仏壇には仏様、神棚には神様をお祀りしています。

この2つを同じ部屋に祀ってはいけない、タブーなのではないかと考える方もいるかもしれません。

しかし、実際はそんなことはなく、仏壇と神棚が同じ部屋にあっても問題はありません。

ただし、気をつけなければいけないことがいくつかあるので解説いたします。

上下に置かない

仏壇と神棚を同じ部屋に置く場合には上下に並べておいてはいけません。

一般的に神棚は目の高さより高い位置に置きます。

それに対して仏壇はどこかの上に置きます。

したがって位置関係で言うと神棚が上で仏壇が下になります。

しかしながら上下に神棚と仏壇を並べてしまうと、神様と仏様に上下関係をつけてしまうことになり失礼に当たります。

少なくとも、完全に上下にならないように少し左右にずらすなどをしましょう。

向かい合わせにしない

もう一つも仏壇と神棚の位置関係に気をつける必要があります。

それは仏壇と神棚は向かい合わせになるように置かないと言うことです。

もし向かい合わせに置いてあった場合、どちらかにお参りをしている際にはもう片方にお尻を向けてしまうことになります。

スペースなどの問題でどうしても向かい合わせにしないといけないという時には神棚にお参りする際には仏壇の扉を閉めるなどの配慮が必要です。

仏壇・神棚を置くのに適した場所

仏壇にも神棚にもそれぞれ置く場所や向きなどに、ちょっとした決まりや気をつけることがあります。

もちろん間取りなどの事情により、全ての条件を満たした場所や方向に置くことは難しいです。

しかし、出来るだけ仏壇や神棚をふさわしい場所に置くように心がけましょう。

仏壇を置くのに適している場所

仏壇を置く場所には明確な決まりやルールはなくどこにでも置くことができます。

仏間がある家であれば、仏間に置くことが理想です。

しかし最近の住宅事情として、仏間がない家庭も増えてきています。

その際には、お参りをしやすいような場所として、居間が好ましいでしょう。

仏壇を置く向き

仏教においてはあらゆる方角に仏様がいると考えるのでどの方角に置いてもいいとされています。

しかし、仏教の中でも宗派によっては考え方が違い、諸説あります。

南面北座説

仏壇を南に向け、北向きを避けるという置き方です。

この向きに置くと、直射日光を避けることができ風通しもよいことから最適とされています。

このことから、仏壇を置く向きは北向きは避けるべきと言われています。

本山中心説

本山中心説は仏壇に向かって拝む際に、拝んだ方向の延長線上に宗派の総本山がくるようにする置き方です。

家の場所と総本山の場所によって仏壇を置く向きが変わってきます。

西方浄土説

極楽浄土は西方浄土と呼ばれ、西にあるとされています。

その極楽浄土を拝むために仏壇を東向きに置き、西に向かって拝めるようにします。

仏壇を置く場所で気をつけること

仏壇というのは基本的に木工の工芸品です。

そのため、木が傷んでしまうような場所は避けなければなりません。

直射日光が当たる場所、湿気が多い場所は避けましょう。

神棚を置くのに適している場所

神棚は人の目より高い位置に置くことが基本です。

神棚を置く場所に関しても間取りなどの理由で難しいこともあるかもしれませんが、出来るだけいい場所に置くようにしましょう。

神棚を置く向き

神棚を置く向きは南向きか東向きがよいとされています。

南は太陽の光が最も当たる方角であり、明るさの象徴とされる方角だからです。

東も太陽が昇る方角であり、勢いの象徴とされる方角だからです。

神棚を置く場所で気をつけること

マンションの最上階以外や、一軒家の一階などに設置する場合には神棚の上を人が通る形になってしまいます。

その場合にはこの上には何もないですよという意味合いの「雲」と書いた紙を神棚の上の天井に貼りましょう。

仏壇、神棚の購入をお考えの方へ

これまで解説をしてきたように、仏壇と神棚は位置関係さえ気をつけていれば同じ部屋にあっても問題ありません。

それならば、仏壇もしくは神棚を新しく購入するという方には「いい仏壇」がおすすめです。

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おわりに