神道の葬儀に行くことになったんだけど、何か気をつけなきゃいけないことはあるのかな?
玉串奉奠、手水の儀というものがあったり礼拝の作法も違うんだ!
りらいふくんもっと詳しく教えて!
今回は神道の葬儀について解説をしていくね!!
この記事でわかる事
- 神道の葬儀の流れ
- 神道の葬儀の特徴
- 神道における作法、マナー
できれば近所の葬儀業者に頼みたいから、近くの葬儀業者を探せるようなサイトがいいんだけど…
そんなとこあるのかな?
全国の葬儀業者と提携しているから、どこに住んでいても近くの葬儀業者が見つかるよ!
それに、資料請求やお問い合わせなど全部無料で対応してくれるから、何か分からないことがあっても安心だよ!
一番おすすめな理由は、緊急の葬儀にはありがたいことに、24時間365日経験豊富なオペレーターに対応してもらえるんだ!
りらいふくんありがとう!
早速、電話してみよーっと♪
目次
神道とはどんな宗教か解説
仏教とは違うの?
仏様ではなくて神様を信じているんだ。
神道とは日本に古くからある民族宗教[1]の一つです。
神道は日本独特のもので、一つの神様を信じているのではなく八百万の神様を信仰しています。
- 神道の歴史
- 神道の教え
- 神道の葬儀の考え方
神道の歴史
神道の紀元はとても古いと言われています。
日本の風土や日本人の生活習慣に基づいて自然に生じた神観念です。
縄文時代や弥生時代に神道の原型が形成されたと考えられています。
自然に生じたため、イエスキリストや釈迦のような創始者もいなければ聖書のような経典もありません。
神道の教え
神道は民族宗教のため、言い伝えや伝説のようなものはありますが明確な教えは存在しません。
外来文化を受け入れたり、時代と共に変化してきたと言われています。
その中で、神道では地上に存在するものは全て神によって作られたと考えます。
また、その全てに神が宿るという考えのもとに成り立っています。
神道における葬儀の考え方
神道では「亡くなった人は氏神となり、家を守ってくれる」と考えます。
仏式の場合は「故人を極楽浄土へ送るための儀式」として葬儀を行います。
それに対して、神道の葬儀は「故人が神様となって家を守ってくれるようにするための儀式」ということになります。
また、仏式の葬儀は寺で行われますが、神道の葬儀が神社で行われることはほとんどありません。
神道では死は「穢れ」であるとされていて、神社のような神聖な場所に穢れを持ち込むことはよくないとされているからです。
神道の葬儀の流れ
細かいところが色々違うから説明するね。
神道での葬儀は仏式と同様に葬儀の前日に通夜を行い、次の日に葬儀、告別式を行います。
さらに細かい内容や流れを解説していきます。
臨終~納棺
神道の葬儀は故人が臨終を迎えたところから始まります。
順番 | 名称 | 内容 |
1 | 帰幽奉告 | 神棚や御霊舎に亡くなったことを報告します |
2 | 枕直しの儀 | 白の小袖を着せたあと、北枕にして寝かせます |
3 | 納棺の儀 | 遺体を棺に納め、白い布で覆った後で拝礼します |
また、帰幽奉告の際には神棚封じというものが行われます。
神棚封じとは帰幽奉告の際に神棚や祖霊舎[2]の扉を閉じ、白い紙を貼ります。
これは死は穢れであるため、神棚や祖霊舎に穢れが関わらないようにするという意味があります。
神棚封じをしている間は普段のお祀りを中断し、故人のお祀りを優先します。
神棚封じの期間は50日間とされています。
1日目:通夜祭、遷霊祭
仏式でいう通夜に当たります。
本来、通夜祭と遷霊祭は別々の儀式になりますが現在は通夜祭として通して行われるようです。
順番 | 名称 | 内容 |
1 | 手水の儀 | 儀式に参列する方全員が手水を行って心身を清めます |
2 | 修祓の儀 | 式が始まってから最初に清めのためのお祓いをします |
3 | 献饌 | 祭壇に米や酒、水、塩、故人が好んだものなどをお供えします |
4 | 祭詞奏上 | 神職が祭詞を奏上します |
5 | 玉串奉奠 | 斎主・ご遺族・ご親族・その他の参列者の順番に玉串をお供えします |
6 | 遷霊祭 | 故人の御霊を遺体から、仏式の位牌にあたる霊璽に移し留める儀式です |
2日目:葬場祭
葬場祭は仏式でいう葬儀、告別式にあたります。
葬場祭
順番 | 名称 | 内容 |
1 | 開式 | |
2 | 修繕の儀 | 式が始まってから最初に清めのためのお祓いをします |
3 | 献饌 | 祭壇に米や酒、水、塩、故人が好んだものなどをお供えします |
4 | 祭詞奏上 | 神職が祭詞を奏上します |
5 | しのび歌の奏楽 | 故人の最後を悼んで、をお見送りするための歌です |
6 | 玉串奉奠 | 斎主・ご遺族・ご親族・その他の参列者の順番に玉串をお供えします |
7 | 出棺祭の祭詞奏上 | 棺の出棺に先だって斎主が祭詞奏上をします |
8 | 撤饌・斎主退場 | お供物を下げて、斎主が退場します |
9 | 弔辞、弔電 | |
10 | 閉会 | |
11 | 喪主挨拶 |
火葬祭
遺体を火葬する前に行う儀式です。
神職が祭詞を奏上し、参列者は玉串を奉って拝礼します。
埋葬祭
遺骨を墓地に埋葬するための儀式です。
基本的には火葬場から直接墓地へ移動して埋葬祭を行います。
しかし、近年は遺骨を一度自宅へ持ち帰って50日後に行われる「五十日祭」で埋葬することが多いようです。
帰家祭
自宅へ戻り、塩や手水で清めます。
そして、無事に葬儀が終わったことを霊前に報告します。
葬儀後の流れ
神式では、亡くなってから10日目に十日祭があります。
十日祭は仏式でいうところの初七日法要にあたり、宅などに親族を集め、神主に祝詞をあげてもらいます
以降十日ごとに二十日祭、三十日祭、四十日祭が行われます。
これらは近年では省略されたり、家族のみで営む人が多いようです。
その後は五十日祭、一年祭、三年祭と法要を行います。
その後は五年祭、十年祭、五十年祭とありますが、五年祭、十年祭は家族だけで済ませます。
そして一般的には、五十年祭で「まつりあげ」とし故人としてお祀りするのは最後となり、以後はご先祖様としてお祀りします。
神道の特徴的な作法
やり方などはしっかり覚えておこう!
神道の葬儀では、仏式にはないものがあります。
神道の葬儀に参列した際に、慌てないようにしっかりと把握しておきましょう。
玉串奉奠
通夜祭や葬場祭では玉串奉奠という儀式が行われます。
これは仏式でいう焼香、キリスト教でいう献花にあたります。
玉串とは、榊の枝に紙垂という白い紙片をつけたもので、これを祭壇に捧げて故人の霊が安らかであることを祈ります。
玉串奉奠の作法としては以下のようになっています。
- 斎主に一礼し、玉串を受け取ります。この時、右手で根元を上からつまみ左手で枝先を下から支えるようにします。
- 玉串を目の高さで立てるように持ち、時計回りに回転させます。
- 玉串の根元を祭壇側に向けておきます。
- 数歩下がって二礼二拍手一礼します。
- 遺族に一礼してから下がります。
手水の儀
手水の儀は通夜祭や納棺の儀式などの前に、身のけがれを清めるために行う神道の大切な儀式です。
最近では手水の儀は省略されたり、地域によって多少手順が異なることがあります。
基本的にな手水の儀の手順は
- 右手でひしゃくを持ち、水をすくいます。
- 左手に水をかけ、ひしゃくを持ち替えて右手にも水をかけます。
- もう一度右手に持ち替えて、左手で器を作って水をため、口をすすぎます。
- 再度左手に水をかけて清めます。
- 最後にひしゃくの柄の根元を立てて残った水を濡らすようにします。
となっています。
注意点として、最初にすくった水で全て行いますので、後から水をすくい直したりはしません。
また、ひしゃくに直接口をつけたり、口に含んだ水を飲まないようにしましょう。
拝礼の作法
神道での拝礼は頭を2回下げ、2回拍手し、最後に1礼する「二礼二拍手一礼」が基本です。
また、この際の拍手はしのび手で行います。
しのび手とは音を立てないようにする拍手のことです。
両手を打つ直前で止めるなどして音を立てないようにしましょう。
神道の葬儀の香典について
ただし香典の呼び方や、表書きは仏教とは違うから解説するね!
神道でも香典にあたるものは必要になります。
ただし、香典という呼び方はお香を炊く仏式での名称です。
神道では「御玉串料」と呼ばれるものが仏式でいう香典にあたります。
神道の香典についての詳しい解説は以下の記事でしています。
相場
香典の基本的な相場は仏式のものと変わりません。
故人との関係性や自分の年齢で相場が変わってきます。
故人との関係性 | 20代※単位:万 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 |
友人やその家族 | 0.5 | 0.5 | 0.5~1 | 0.5~1 | 0.5~1 |
隣人・近所 | 0.5 | 0.5 | 0.5 | 0.5~1 | 0.5~1 |
その他の付き合い | 0.3~0.5 | 0.5 | 0.5 | 0.5 | 0.5~1 |
表書き
神式では上部の中央に「御玉串料」と書きましょう。
その他にも御榊料・御神饌料・御神前料・御霊前などでも大丈夫ですが、一般的には「御玉串料」が使われることが多いです。
その他に関しては基本的に仏式と同じです。
下部の中央には香典を出す人のフルネームを書きましょう。
複数人であれば3人まで、それ以上の場合には〇〇一同と書きましょう。
神道の葬儀で気をつけるべき3つの作法、マナー
他にもいくつか気をつけることを紹介するね!
- 服装
- 名称の違い
- 使ってはいけない言葉
一般的な仏式の葬儀とは違う点がいくつかあります。
マナー違反なことをしてしまって周りの人を不快な気持ちにさせないようにしましょう。
服装
服装については仏式の葬儀に着ていくものと同じで構いません。
喪服でアクセサリー等は外していきましょう。
また、数珠は仏式の道具ですので必要ありません。
持って行ってしまったという場合にはカバンにしまっておきましょう。
名称の違い
仏式と神道ではそもそもの呼び方が違うものがあります。
仏式 | 神道 |
僧侶 | 神職 |
喪主 | 斎主 |
位牌 | 霊璽(れいじ) |
四十九日 | 五十日祭 |
使ってはいけない言葉
神道では死は悲しむべきものではないとされています。
そのため、追悼の意を述べることは神道の葬儀の場では不適切となります。
「お悔やみ申し上げます」、「ご冥福をお祈りします」といった言葉は使わないようにしましょう。
「御霊のご平安をお祈りいたします」のように言い換えることが必要です。
おわりに
- 神道の葬儀は故人が神様となって家を守ってくれるようにするための儀式
- お焼香の代わりに玉串奉奠という儀式がある
- 式の前には手水の儀で身の汚れを清める
- 礼拝の作法は二礼二拍手一礼で拍手は音を立てない
- 香典の表書きは「御玉串料」
- 神道の葬儀ではお悔やみの言葉である「お悔やみ申し上げます」「ご冥福をお祈りします」を使わない
- 全国の葬儀社と提携しており取り扱い葬儀社数No.1
- 経験豊富なオペレーターが24時間365日即日対応
- お近くの適切な葬儀業者をご紹介
できれば近所の葬儀業者に頼みたいから、近くの葬儀業者を探せるようなサイトがいいんだけど…
そんなとこあるのかな?
全国の葬儀業者と提携しているから、どこに住んでいても近くの葬儀業者が見つかるよ!
それに、資料請求やお問い合わせなど全部無料で対応してくれるから、何か分からないことがあっても安心だよ!
一番おすすめな理由は、緊急の葬儀にはありがたいことに、24時間365日経験豊富なオペレーターに対応してもらえるんだ!
りらいふくんありがとう!
早速、電話してみよーっと♪