仏壇を買おうかなと思ってるんだけど、唐木仏壇ってどういう仏壇？
一番一般的な仏壇だね！
りらいふくんもっと詳しく教えて！
この記事でわかる事
- 唐木仏壇とは？
- 唐木仏壇の値段・相場
- 代表的な唐木仏壇の産地
- 唐木仏壇以外の仏壇
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目次
唐木仏壇について解説
かなり古くから使われている仏壇だよ。
唐木仏壇はまだ中国が唐と呼ばれていた時代に、木材を輸入して作られた仏壇です。
今では使う木材は多種多様で、中国だけでなく日本国内や東南アジアの木材も使って作られます。
唐木仏壇は木の木目などの美しさを活かして作られる仏壇です。
そのため、仏壇に使う木の材料や材質によって価格が大きく変わってきます。
また、安価なものであれば表面の木目だけプリントアウトして、貼り付けられている仏壇もあります。
唐木仏壇は宗派による違いなどはなく、どんな宗派の人でも使うことができます。
唐木仏壇の値段
大きさや木の材質、工法で変わってくるんだ。
唐木仏壇の相場はおよそ60~110万円と言われています。
唐木仏壇に使う木の材質や唐木仏壇自体の大きさ、唐木仏壇を作る工法で金額が変わってきます。
- 木の材質
- 仏壇の大きさ
- 工法
木の材質
唐木仏壇に使われる木の材質は黒檀、紫檀、鉄刀木、けやきなど様々な木が素材として使われます。
特に黒檀は美しい木目をしていて、「木のダイヤモンド」といわれるほど高価です。
仏壇の大きさ
もちろん仏壇の大きさが違えば、使う木の量が違うので値段も変わってきます。
唐木仏壇には上置きのタイプもあれば、台付きのタイプの仏壇もあります。
上置き仏壇は高さ50cm幅40cm程度、台付き仏壇になると小さいもので高さが140㎝程度大きなもので170㎝程度になります。
工法
唐木仏壇に使われる木材は基本的に高価な木材が多く、唐木のみで仏壇を全て作る総無垢という工法はあまりしません。
仏壇に使う木の芯の部分は別のものを用いて、その周りに貼り付けるという工法が一般的です。
また、唐木の木目を印刷したプリントを貼り付けるだけという工法もあります。
全てを唐木のみの総無垢はかなり高級なものになりますし、プリント貼りであれば安く費用を抑えることができます。
唐木仏壇の代表的な産地
都や府から伝統工芸品の指定を受けていたりもするんだ。
- 東京唐木仏壇
- 大阪唐木仏壇
- 徳島唐木仏壇
- 静岡唐木仏壇
東京唐木仏壇
出典:https://www.tokyochuokai.or.jp/jirei/edo/karakibu.html
主に東京都と埼玉県で作られる仏壇です。
あっさりとした作りが特徴になっています。
東京唐木仏壇は東京都からの伝統工芸品に指定されています。
大阪唐木仏壇
出典:http://www.pref.osaka.lg.jp/mono/seizo/dento-03.html
大阪唐木仏壇は大阪で作られる仏壇で、大阪唐木銘木仏壇ともいいます。
こちらも大阪府によって伝統工芸品に指定されています。
仏壇内部が三方金である、両脇の金紙が板ガラスによって保護されていることなどが特徴です。
徳島唐木仏壇
出典:https://www.b-mori.co.jp/tokushima-butsudan/
徳島県で作られる仏壇です。
元々、徳島県は家具や鏡台の一大産地であったことから、材料や木工技術も豊富だったことから仏壇が作られるようになりました。
オリジナル性が高い仏壇として有名です。
静岡唐木仏壇
出典:https://www.konagai.co.jp/home/karaki
静岡は、昭和20年代後半から30年代にかけて、創価学会の正宗仏壇の産地として躍進を遂げました。
静岡唐木仏壇の特徴は唐木の杢張り仏壇で上置き仏壇などの普及品が多く製造されています
唐木仏壇以外の仏壇
金仏壇について
金仏壇は主に浄土真宗専用の仏壇として使用されています。
しかし、他の宗派が使用してはいけないというような決まりは全くなく、どんな宗派の方が使用しても問題ありません。
金仏壇は唐木仏壇よりも素材や工法において、より良いものが使用されいています。
また、金は手入れをしなければ劣化してしまうものなので、維持費もかかってしまいます。
なので、仏壇の費用を安く抑えたいという方には向いていないと言えます。
モダン仏壇について
モダン仏壇は最近急速に普及している、新しい仏壇です。
一般的な仏壇は仏間や和室に置くもので、サイズも人一人分くらいのサイズでした。
デザインなども皆さんがイメージするような、重厚な雰囲気を醸し出し、空気を重くするようなデザインでした。
しかし、近年は仏間や和室が元から無い住宅が一般的になりつつあります。
そんな近年の様々な事情に一般的な仏壇が合わず、モダン仏壇が台頭してきました。
モダン仏壇はそのモダンでどこに置いても馴染むようなデザインと、どこにでも置けるようなコンパクトさが一般的な仏壇とは一線を画します。
仏壇購入前にする準備
でも、買う前にやっといた方がいいことって何かあるの？
新しく買うにも、買い換えるにもやることが色々あるよ！
- 仏壇の買い替え前は閉眼供養を行う
- 宗派を確認する
- 御本尊や位牌の寸法を測っておく
- 設置スペースを測っておく
- 開眼供養の準備
仏壇を購入する前にやるべき準備が4つほどあります。
これらは新しく仏壇を購入するか、仏壇を買い替えるかによって変わってきます。
それぞれの準備について詳しく説明いたしますので、是非ご参考にしてください。
仏壇の買い替え前は閉眼供養を行う
まず、仏壇を買い替える場合には閉眼供養が必要です。
閉眼供養とは、仏壇に宿っている魂を抜くための法要なので、これをしないまま買い換えてしまうのは良くありません。
閉眼供養は仏壇の買い替え時には絶対に必要なので、忘れないようにしましょう。
閉眼供養を行う時には、僧侶をお招きして行います。
宗派を確認する
仏壇を新たに購入するという場合にはまずは自分の宗派を確認しておきましょう。
というのも、仏壇は宗派によって違うことがあります。
仏壇そのものが違っていたり、仏壇にお祀りするご本尊が違います。
仏壇を購入する前にはあらかじめ確認して、間違ったものを購入しないように気をつけましょう。
御本尊や位牌の寸法を測っておく
仏壇を買い替える場合でも御本尊や位牌はそのまま、という場合もあります。
既存の御本尊や位牌のサイズに合わせて仏壇を購入する必要があるので、必ず事前にサイズを測っておきましょう。
設置スペースの採寸
仏壇を新たに購入する場合は、まず仏壇をおくスペースを確保しましょう。
仏壇は大小様々なものがありますが、自宅の設置できるスペースは限られていると思われます。
なので、そのスペースに合わせて仏壇を選ぶようにしましょう。
開眼供養の準備
仏壇を購入し届き次第、開眼供養をしなければなりません。
開眼供養は、仏壇に魂を宿すために必要な法要です。
閉眼供養を行った場合は、その際に一緒に仏壇を購入した後の開眼供養について準備しておくと良いでしょう。
開眼供養のお布施の相場や流れについてさらに詳しく知りたいという方はこちらの記事をご覧ください。
仏壇購入後の流れ
他にも仏壇を買った後にやることってあるの？
仏壇を購入した後に必ずやらなければいけないのが、開眼供養です。
開眼供養は上述したように、仏壇に魂を入れなければいけません。
開眼供養を終わらせた後には、僧侶にお布施をお渡しすることを忘れないようにしましょう。
お布施に関しては是非こちらの記事をご参考にしてください。
おわりに
唐木仏壇まとめ
- 唐木仏壇は木の木目の美しさを活かした仏壇
- 唐木仏壇はおよそ60~110万円
- 木の材質、仏壇の大きさ、工法でおおよその値段が決まる
- 様々な場所で伝統工芸品の指定を受けている
- 仏壇を買う前と後に法要を行う
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