50代になったらそろそろ終活を考えたほうがいいのかな?
50代なら終活を始めている人も多いんだ。
りらいふくんもっと詳しく教えて!
この記事でわかる事
- 終活とは?
- 50代で始めるべき終活の内容
- エンディングノートの書き方
目次
終活とは?
終活とは自分の人生の終わりに向けた活動のことをいいます。
具体的には、自分が亡くなった際の葬儀、お墓、遺言などの準備をします。
その他にも、財産相続や生前整理[1]と様々なことをします。
終活という言葉は2010年の流行語大賞にノミネートされたことをきっかけに世間一般の人に広く知られるようになりました。
終活をすることによって、突然の不幸でも残された家族が手続きなどの細かい対応に追われたり戸惑うことはありません。
50代の終活は何をすべきか?
終活は定年を迎えた60代、70代の方がするものというイメージの方が多いかもしれません。
しかし、50代こそが終活を始めるには最適な年齢ということも言われています。
ではなぜ50代のうちから終活をするのか?50代のときにする終活は具体的に何をすればいいのか?を解説していきます。
50代のうちから終活を始める理由
なぜ50代から終活を始めるのが最適なのでしょうか?
まず50代ですと定年まであと10年であり、老後について想像をしながらお金の使い道や貯金を改めて考えることができます。
また、子供が家を出るタイミングがだいたい50代であり、子供の荷物とともに断捨離をするいい機会にもなります。
何より、終活は様々な活動をするため、体力的な衰えがで始める前に活動をすることができます。
50代の終活の内容
- エンディングノートを書く
- 財産整理
- 身辺整理・断捨離
- 医療、葬儀、お墓について決める
まずは終活のメインとも言えるエンディングノートを書きましょう。
エンディングノートとは自分が亡くなった際に、残された家族が色々なことの判断や手続きをスムーズに行えるようにするものです。
その他にも財産整理や身辺整理などをして残された人たちが困らないように考えてしておきましょう。
また、自分が入院した時にどうしてほしいか、葬儀の形式やお墓についても希望があるか考えるようにしましょう。
エンディングノートの書き方
エンディングノートと言っても何を書いたらいいかわからないという方も多いかと思います。
ここではエンディングノートに書く代表的なものを紹介します。
もちろんこれらの項目を全て書かなければならないということではありませんし、他のことを書いても大丈夫です。
- 自分のこと
- 親族、友人、知人のこと
- お葬式、お墓のこと
- お金、財産、保険のこと
- 大切な人へのメッセージ
- これからのこと
エンディングノートの書き方については20代の終活の記事でさらに詳しく解説しています。
財産整理の仕方
50代の人であればそれなりに預貯金がある、株式や投信があるという方もいるかと思います。
財産整理をすることで自分の今の資産を見つめ直すことができます。
また、ちゃんと整理をしてあれば相続などの際に残された人達の管理が楽になります。
持っている財産のリストアップ
まずは自分が持っている財産をリストアップしましょう。
主な財産は以下になります。
- 預貯金
- 保険
- 株式、債権、投信
- 不動産
- ローン
注意としてはローンなどのマイナスの財産がある場合にも、忘れずに書きましょう。
もし、マイナスの財産の方が大きいということがわかれば、残された人は相続破棄という選択もすることができます。
使わない口座やカードの整理
持っている財産のリストアップをする際に預貯金を確認します。
その際に講座やクレジットカードなど使っていないものがあれば解約をしていまいしょう。
重要書類をまとめる
空き巣などの対策として、印鑑や通帳などをバラバラに置いていたりすることがあるかもしれませんが、書類に関しては1箇所でまとめておきましょう。
主に不動産の権利書や保険証書などをまとめておきましょう。
身辺整理・断捨離
ある程度元気がある50代のうちに、不要なものを捨てておきましょう。
自分の死後は持っていたもの全てのものが遺品となってしまいます。
残された人は何を捨てるべきか迷ったり、物を捨てられずにまたとっておいてしまうということもあります。
また、亡くなった後に遺品整理の業者に依頼ということになることもあります。
ある程度要らないものは処分をしておいて、買い込まないようにも気をつけるようにしましょう。
医療、葬儀、お墓について決める
医療、葬儀、お墓などこれらをどうするかという意思表示はとても大事です。
というのも延命治療をするかどうか、葬儀の規模、埋葬方法というものは多様化してきています。
その際にどしたらいいのか、残された人達にとっては負担になってしまいます。
あらかじめしっかりと意思表示をしておくことで、残された人たちの負担を少しでも減らせるようにしましょう。
医療について
医療についての意思表示は主に以下の3つになります。
- 延命治療を受けるかどうか
- 臓器提供をするかどうか
- 介護のことについて
介護のことについては、家族にお願いをしたいのか施設に入れて欲しいのかということを決めましょう。
葬儀、お墓について
葬儀、お墓についての意思表示は主に以下の3つです。
- 葬儀には誰を呼んでほしいのか
- 葬儀の規模、様式
- 埋葬方法
これらのことを決めておきましょう。
埋葬方法については最近では、海洋散骨にするというかたも増えていますのでよく検討をしておきましょう。
また、遺影に使えるような写真は意外と無いということが多いです。
したがって遺影に使える写真を選んでおくか、無い場合には一度撮影をしておきましょう。
おわりに
- 50代は終活を始めるには最適なタイミング
- 体力的に余裕があるうちに終活を始めることが大切
- 自分だけでなく両親のことについても考えるきっかけになる
- 終活の内容はエンディングノートを書く、財産整理をする、身辺整理・断捨離をする、意思表示をする