40代の両親がそろそろ終活を始めようか検討してるんだけど、40代でも終活を始めるべきなのかな?
近年の終活ブームもあって、40代なら終活を始めている人も多いんだ。
具体的に終活って何をすればいいんだろう?
40代で行う終活と60代で行う終活は違うだろうし…
りらいふくんもっと詳しく教えて!
この記事でわかる事
- 終活について
- 40代で始めるべき終活の内容
- エンディングノートの書き方
目次
終活について解説
就活なら就職するための活動だけど、終活って終わるための活動なの?
なんかネガティブなイメージがあるんだけど…
むしろ、自分の人生の終わりを意識する事で、より残りの人生をポジティブに生きるための活動なんだ!
終活とは自分の人生の終わりに向けた活動のことをいいます。
具体的には、自分が亡くなった際の葬儀、お墓、遺言などの準備をします。
その他にも、財産相続や生前整理[1]と様々なことをします。
終活という言葉は2010年の流行語大賞にノミネートされたことをきっかけに世間一般の人に広く知られるようになりました。
終活をすることによって、突然の不幸でも残された家族が手続きなどの細かい対応に追われたり戸惑わないようになります。
さらに自分の人生の終わりを意識する事で、今までやりたいけどできなかった事をリストアップして実行するなど、よりポジティブな思考になる事ができます。
このような背景から終活を行う人口は、日々増加し続けています。
40代のうちから終活を始める理由
終活は残りの人生をより充実させるために行う、ポジティブな活動だったんだね!
でも、日本人の平均寿命が80代だから、さすがに40代で終活を行うのは早いんじゃないかな?
むしろ、元気があって仕事が安定する年代で、終活を始めるにはちょうど良い年齢なんだよ!
日本の平均寿命が80代ですので、40代ともなれば人生の折り返し地点にきています。
そのタイミングでこれまでの人生を振り返り、これからの人生をどうして行くかを考えるにはぴったりのタイミングです。
また、仕事や生活も安定してきて、まだ体がある程度元気なうちに準備をすることができます。
さらに、このタイミングですと、親の葬儀についてなども考える時期になってきます。
自分の終活を通して、色々な知識をつけるいいきっかけにもなります。
40代の終活の内容
終活って具体的にはどんな事をすればいいの?
でも終活における定番の活動はあるから、紹介するね!
- エンディングノートを書く
- 財産整理
- 身辺整理・断捨離
まずは終活のメインとも言えるエンディングノートを書きましょう。
エンディングノートとは自分が亡くなった際に、残された家族が色々なことの判断や手続きをスムーズに行えるようにするものです。
その他にも財産整理や身辺整理などをして残された人たちが困らないように考えてしておきましょう。
エンディングノートの書き方
エンディングノートって名前は終活っぽくてわかりやすいけど、具体的にはどんな内容をノートに書くんだろう?
エンディングノートと言っても何を書いたらいいかわからないという方も多いかと思います。
ここではエンディングノートに書く代表的なものを紹介します。
もちろんこれらの項目を全て書かなければならないということではありませんし、他のことを書いても大丈夫です。
- 自分のこと
- 親族、友人、知人のこと
- お葬式、お墓のこと
- お金、財産、保険のこと
- 大切な人へのメッセージ
- これからのこと
自分のこと
自分のことについては主にこの3つを記載しましょう。
- 基本情報
- 自分史
- デジタル情報
基本情報
自分の基本情報は死後、残った人が手続き等をするのに何かと必要になりますので、改めてしっかり書き残しておきましょう。
具体的には、名前、生年月日、住所、本籍地などを書いておきましょう。
自分史
これまでの自分の人生を振り返った自分史をを書きましょう。
歳を重ねるごとに書き足すことが楽しくなりますし、これからの自分の人生や、やりたいことを考えるきっかけになります。
デジタル情報
今ではスマホやPCの普及であったり、SNSが発達しているため、こういったデジタル情報についてもまとめておきましょう。
IDやパスワード、有料サービスの解約、データの消去をどうするかなどを書いておくと安心です。
親族、友人、知人のこと
自分に何かあった時に連絡をして欲しい人のリストを作っておきましょう。
その際に、連絡する目的別に作成しておくといいでしょう。
具体的には以下のように書き出しましょう。
- 何かあったらすぐに連絡して欲しい人
- 葬儀に呼びたい人
- 葬儀など全て終わってから連絡して欲しい人
お葬式、お墓のこと
自分の死後、お葬式はどんな風にして欲しいのかなどを記しましょう。
どんな規模で誰を呼んでどんな雰囲気のお葬式がいいのかということが書いてあれば、残された人が葬儀の準備をしやすくなります。
お墓についても家族と一緒のお墓がいいのか、他に希望があるのかなどを書いておきます。
また、治療に関しても延命治療をするのか、臓器提供に関することも書いておきましょう。
お金、財産、保険のこと
どの銀行口座にいくらあるのか、株式や仮想通貨など、どれくらいの財産があるのかを書いておきましょう。
またプラスの財産だけでなく、奨学金などのマイナスの財産についても書いておくことが重要です。
保険金に関してはこちらから請求しないと受け取れないので、どの保険会社のどの保険に入っているのかを忘れずに書いておきましょう。
クレジットカードや携帯電話の情報も書いておくと残った人が解約などをするのにスムーズに行えます。
大切な人へのメッセージ
大切な人へのメッセージも書きましょう。
家族や恋人、友人に、お礼や感謝の気持ち、時には謝罪などを書き記しておきましょう。
これからのこと
40代であればまだまだこれから先の人生は長いです。
これまでの人生を振り返ったらこれからやりたいこと、会いたい人、いきたい場所や目標などを書きましょう。
終活は自分の人生の終わりに向けて、今後の人生をより充実させるための活動としましょう。
財産整理の仕方
他にも財産整理なんてやった事ないからどうすればいいのかわかんないよ〜
自分の持っているプラスとマイナスの財産をまとめよう!
- 持っている財産のリストアップ
- 使わない口座やカードの整理
- 重要書類をまとめる
40代の人であればそれなりに預貯金がある、株式や投信があるという方もいるかと思います。
財産整理をすることで自分の今の資産を見つめ直すことができます。
また、ちゃんと整理をしてあれば相続などの際に残された人達の管理が楽になります。
持っている財産のリストアップ
まずは自分が持っている財産をリストアップしましょう。
主な財産は以下になります。
- 預貯金
- 保険
- 株式、債権、投信
- 不動産
- ローン
注意としてはローンなどのマイナスの財産がある場合にも、忘れずに書きましょう。
もし、マイナスの財産の方が大きいということがわかれば、残された人は相続破棄という選択もすることができます。
使わない口座やカードの整理
持っている財産のリストアップをする際に預貯金を確認します。
その際に講座やクレジットカードなど使っていないものがあれば解約をしていまいしょう。
重要書類をまとめる
空き巣などの対策として、印鑑や通帳などをバラバラに置いていたりすることがあるかもしれませんが、書類に関しては1箇所でまとめておきましょう。
主に不動産の権利書や保険証書などをまとめておきましょう。
身辺整理・断捨離
自分の物は自分にしか必要か不必要かはわからないから、元気なうちにやってしまおう!
ある程度元気がある40代のうちに、不要なものを捨てておきましょう。
自分の死後は持っていたもの全てのものが遺品となってしまいます。
残された人は何を捨てるべきか迷ったり、物を捨てられずにまたとっておいてしまうということもあります。
また、亡くなった後に遺品整理の業者に依頼ということになることもあります。
ある程度要らないものは処分をしておいて、買い込まないようにも気をつけるようにしましょう。
おわりに
- 40代は終活を始めるにはちょうどいいタイミング
- 体力的に余裕があるうちに終活を始めることが大切
- 自分だけでなく両親のことについても考えるきっかけになる
- 終活の内容はエンディングノートを書く、財産整理をする、身辺整理・断捨離をする
私も両親と一緒に終活を始めてみようかな〜