この記事を読んでいる方は、このような疑問をお持ちではないでしょうか?
- 互助会ってそもそも何?
- 互助会を利用すれば葬儀の負担が減るってほんと?
- 互助会って利用するべきなの?
冠婚葬祭のためにある程度お金を積み立てる事ができる互助会。
その存在は知ってるけど、実際にどんなサービスなのかよくわからない、または互助会がなんなのわからないという方はが多いのではないでしょうか。
この記事では、互助会についての疑問を全て解決し、ご自身が互助会を利用するべきなのかを判断する事ができるようになる内容となっております。
是非この記事をご参考に互助会について理解しておきましょう。
- 互助会について
- 互助会の仕組み
- 互助会のメリット・デメリット
- 互助会に入会するべきかどうか
目次
【互助会 葬儀】そもそも互助会って何?
互助会とは"冠婚葬祭行事に供える積み立てサービス"のことです。
互助会という制度ができたのは、戦後間も無くです。
冠婚葬祭はどの儀式においても大きな金額の出費が必要になりますが、その頃の日本は貧乏で冠婚葬祭のような突然の出費に耐えられる人は少なかったのです。
そこで、互助会という冠婚葬祭に備えてある程度お金を積み立てておくという制度が出てきました。
互助会は経済産業大臣から営業許可を得た企業だけが行える事業で、現在では互助会の企業は200社を超えると言われています。
葬儀においてももちろん、互助会は広く利用されています。
【互助会 葬儀】互助会の仕組みとは?
互助会は一体どのような制度なのでしょうか。
互助会とはどんなものなのかをご理解頂けたところで、具体的な互助会の仕組みについてご紹介していきたいと思います。
- 毎月一定の金額を積み立てる
- 会員は葬儀費用の割引を受ける事ができる
- 互助会は公共団体ではない
- 互助会が倒産したとしても、積立金の50%は返ってくる
毎月一定の金額を積み立てる
互助会に入会する事で毎月一定の金額を積み立てる事ができます。
その積み立てたお金で、冠婚葬祭の儀式にお金を割り当てる事ができます。
互助会で積み立てるお金の金額は、幅広い料金プランから任意の額を選択して積み立てる事が可能なのです。
会員は葬儀費用の割引を受ける事ができる
互助会に入会し、毎月一定の金額を積み立てる事で、葬儀費用の割引を受ける事ができます。
そもそも互助会の目的として冠婚葬祭の費用の負担を減らそうという趣旨があるので、互助会は冠婚葬祭を取り仕切る業者と提携しています。
なので、会員限定の割引を多く受けられるのです。
互助会は公共団体ではない
注意する事として、互助会は国が運営する公共団体ではないという事です。
つまり、利益を追求する民間企業であるという事を忘れてはいけません。
上述したように事業をする際に国の許可が必要ですが、運営には国が関わってきません。
この事が意味するのは、様々な所で利益を取ろうとしてくるという事です。
なので、様々なサービスがありますが、全てを鵜呑みにして契約する事はお勧めできません。
しっかりとそのサービスは自分にとって必要なのかどうかを判断して、利用するという事が大切です。
互助会が倒産したとしても積立金の50%は返ってくる
互助会は民間企業なので、当然倒産するリスクがあります。
「もし倒産しちゃったら、積み立ててきたお金はどうなるの!?」という心配の声はご最もでしょう。
しかし、安心してください。
自分が契約している互助会が倒産したとしても、積立金の50%は返ってきます。
ここで注意が必要なのが、戻ってくるお金は現金で手元に戻ってくるわけではありません。
返金方法として、他の互助会に引き継ぎという形になります。
つまり、他の互助会に自分が積み立ててきた金額の50%が引き継がれます。
【互助会 葬儀】互助会の特徴について詳しく解説
互助会の事や仕組みについてご理解していただいた次に、互助会の特徴についてメリット・デメリットという観点からご紹介致します。
互助会のメリット
- 葬儀などの突然の大きな出費に対応できる
- 積立金は葬儀だけでなく、仏壇の購入などにも利用できる
- 互助会によって様々なサービスを受けられる
互助会には大まかに3つのメリットがあります。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
葬儀などの突然の大きな出費に対応できる
互助会にお金を積み立てておく事で、月々の積み立てから葬儀費用は一部充当できるので、突然の大きな出費という事態を避ける事ができます。
葬儀は不意に訪れるもので、誰も予期できません。
加えて葬儀にかかる費用は大きく、全国の平均費用でも190万くらいかかります。
そんな出費に対しての備えとして、積み立てていたお金を利用できるのでとても助かります。
また、割引などのサービスも受けられるので、負担がかなり減るのです。
積立金は葬儀だけでなく、仏壇の購入などにも利用できる
互助会のサービスとして、冠婚葬祭に関係する費用にも積立金を割り当てる事ができます。
葬儀に時には他にも仏壇の購入などの費用があります。
その費用に対しても積立金が使えるのです。
冠婚葬祭では儀式以外にもかなりお金がかかるものなので、とてもありがたいですね。
互助会によって様々なサービスを受けられる
互助会によって様々なサービスを受ける事ができます。
葬儀費用の割引だったり、仏壇の割引だったりと、互助会によってサービスの内容は異なりますが、会員に対して特典があるのでお得ですね。
詳しくは互助会のホームページに載っているので、そちらを参照してください。
互助会のデメリット
- 解約手数料が高い
- しっかりと共有しないと他の葬儀業者を利用してしまうなどの事態が起こる
- プランが決められており、細かな要望に応えられない
- 倒産リスクがある
次に互助会のデメリットについてご紹介致します。
大まかに4つのデメリットを詳しく見ていきましょう。
解約手数料が高い
互助会における一番のデメリットは解約手数料がとても高いという事です。
解約手数料は、一般的に積立金の15~20%にもなります。
なので、積み立ててから月日が経った時に解約をしようとしても、せっかくのお金が大幅に減ってしまいます。
互助会によっては半額になってしまうケースもあるとの事。
契約時には注意しておきましょう。
共有していないと他の葬儀業者を利用してしまうなどの事態が起こる
互助会に入会しお金を積み立てていたとしても、それを利用できなけば何の意味もありません。
というのも積み立てていた事を共有せずに、知らないうちに他の葬儀業者などと契約してしまうなどの事態が往々にして起こり得るからです。
また、ご自身の葬儀のために積み立てている場合は、しっかりとご家族に共有しておきましょう。
最近話題になっている終活を行う事で、身辺整理ができ、そのような事態は起こらないので、終活をやってみるのは如何でしょうか。
終活のやり方についてはこちらをご参考にしてください。
プランが決められており細かな要望ができない
互助会ではあらかじめプランが用意されており、葬儀などの細かな要望をすることができません。
葬儀に関して、具体的にこんな葬儀をやりたいなどのイメージがある方は、あまりお勧めできません。
また、近年は葬儀の多様化が進んでおり、自分なりの葬儀を取り仕切りたいという方が多いので、しっかりと考えてから決めましょう。
互助会の倒産リスクがある
上述したように、互助会は民間企業なので倒産するリスクがあります。
国の制度によって50%のお金が返金されるといっても、かなりの金額が失われてしまうので、注意が必要です。
必ず契約する際には、その互助会が企業として倒産する事はないのか、しっかりと見定めておきましょう。
【互助会 葬儀】互助会に入会する前に考える事が大事
互助会に入会する前にしっかりと入る意味を考える必要があります。
というのも、互助会が設立された理由として葬儀を盛大に行う際の大きな出費に備えるためなので、現在において本当に互助会に入る必要があるのか考える必要があります。
現在は家族葬など、様々な葬儀がありニーズが多様化しているので、あらかじめプランが用意されている互助会はデメリットになる事があります。
なので、しっかりと入会する意味を考えてから決めましょう。
【互助会 葬儀】まとめ
如何でしたでしょうか。
葬儀における互助会について、ご理解いただけたでしょうか。
また、他にも葬儀に関する記事を数多く執筆しているので、是非ご参考にしてください。