返礼品を用意しなきゃいけないんだけどマナーとかわからないよ〜
りらいふくん助けて!!
この記事でわかる事
- 返礼品の基礎知識
- 返礼品において注意したい2つのマナー
- オススメの返礼品
目次
返礼品とは
返礼品とは通夜や葬式に参列してくれた人方に対してお礼状をつけて渡す品物のことをいいます。
返礼品は渡す目的やタイミングによって様々なものがあります。
通夜返礼品について
通夜返礼品とは通夜に来て頂いた方に対して渡す品物です。
本来は通夜後の食事会に参加できない方に対してお礼として渡すものでした。
しかし最近では通夜後に食事会を行わないケースなども増えてきているため、通夜の参列者全員に返礼品を渡すことが一般的になってきています。
会葬返礼品について
会葬返礼品は葬儀の参列者全員に対して渡す品物です。
香典の有無は関係なく、全ての参列者に感謝の気持ちを込めて渡しましょう。
葬儀後の帰り際に返礼品を渡すのが基本となっています。
香典返しについて
香典を頂いた参列者へ送る品物です。
基本的には忌明け(四十九日法要)の後に忌明けの報告とお礼を兼ねて返礼品を渡します。
また最近では即返し、当日返しと言われる葬儀後に会葬返礼品と一緒に香典返しをするケースも増えています。
返礼品のマナー
返礼品は「後に残らないように」という意味を込めて消耗品を選ぶことが基本となっています。
また、のしを付けてお礼状を添えて渡します。
香典返しを辞退される方がいた時には返礼品は送らなくてもお礼状だけは送るようにしましょう。
返礼品ののし紙
返礼品にはのし紙というのをのせます。
葬儀の返礼品ののし紙はのしが無いもので水引は白黒の水引がどの宗教でも一般的に使われます。
のしとは下記のような飾りのことを指します。
次に水引とはのし紙の中央にあるひものことを指します。
また、関西地方などの一部地域では水引は白黄のものを使うこともあります。
返礼品の表書き
表書きには水引の上に「志」と書くのが一般的です。
また、地域や宗教によっては「粗供養」、「偲び草」、「満中陰志」と書くこともあります。
お礼状の書き方
お礼状は返礼品と共に渡します。
会葬の当日に渡す返礼品に添えるお礼状は、急な葬儀に駆けつけてくださった事に対する感謝の気持ちを綴りましょう。
香典返しに添えるお礼状は、お忙しい中葬儀に参列して頂いた事、無事に忌明けを迎えられた事に対する感謝の気持ちを綴りましょう。
もっと詳しく知りたい、具体的な文例に関してはこちらの記事に書いてありますので是非参考にしてください。
返礼品の相場
返礼品のおおよその相場は下記のようになっています。
返礼品の種類 | 相場 |
---|---|
通夜返礼品、会葬返礼品 | 500~1000円 |
香典返し(当日返し) | 2000~3000円 |
香典返し(後日) | 香典の3分の1~半額 |
注意点として、香典返しを当日返しにしており、頂いた香典が高額な場合には後日改めて香典返しをすることが一般的です。
おすすめの返礼品
返礼品はマナーとして消耗品を選ぶ事、おおよその相場がわかったところでおすすめの返礼品を紹介していきます。
食料品
まず注意点としてお祝い事に送られることが多いお酒や昆布などは避けるようにしましょう。
また、「四つ足生臭もの」と呼ばれる肉や魚類も一部の宗教ではタブーとされているため同様に避けましょう。
通夜返礼や会葬返礼は全員に同じものを渡すので、好みが別れにくいお菓子やお茶などがオススメです。
日用品
日用品としてはタオルやハンカチ、石鹸などといったものが一般的に返礼品として選ばれます。
特にハンカチなどは当日に持って帰る返礼品としてはかさばらないのでオススメです。
カタログギフト
カタログギフトは送る側としても返礼品に何を送ればいいか迷うといった負担が少なくなります。
さらに、もらう側も一般的にタブーとされている肉や魚を選ぶことができたりと好きなものを受け取ることができます。
こういった理由から現在ではカタログギフトも香典返しでは定番になりつつます。
ただし、昔からの習慣を大切にする人の中には「カタログギフトは手抜き、心がこもっていない」といった否定的な意見を持っている場合もあるので注意が必要です。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
葬儀における返礼品について解説しました。
その他、葬儀に関する記事を多数執筆していますのでぜひご参考にしてください。