葬儀のお礼について解説!誰にいつどんなお礼をすればいいの?

りらいふくん〜
葬儀のお礼をしなきゃいけないんだけど、お礼ってどうすればいいの?

りらいふくん
お礼と言っても葬儀に参加してくれた人へのお礼や、
読経してくれた僧侶へのお礼とか色々あるんだよ。
それぞれの相場やマナーについても注意が必要だよ。

そうなんだ!
りらいふくんもっと詳しく教えて!

りらいふくん
じゃあ今回は葬儀のお礼について解説をしていくね!!

この記事でわかること

  • お礼の種類
  • お礼の仕方

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参列者へのお礼

葬儀に参列していただいた人へのお礼ってどうすればいいの?

りらいふくん
葬儀に参列していただいた人へのお礼も色々あるんだ。
返礼品を送ったり、弔電や供花をいただいた人へのお礼などがあるよ。
それぞれ解説するね!
参列者へのお礼
  • 参列していただいた方へのお礼
  • 弔電のお礼
  • 供花のお礼
  • 葬儀後の挨拶周り

葬儀に参列していただい方にはもちろんお礼をします。

また、直接参列していただいた方だけでなく弔電や供花を送ってくれた方にもお礼をすることがマナーです。

参列していただいた方へのお礼

参列していただいた方へのお礼
  • 通夜返礼品
  • 会葬返礼品
  • 会葬令状

それぞれ、通夜や葬儀に来ていただいた方に対するお礼になります。

返礼品はどういうものを渡せばいいのか?のし紙はどうすればいいか?などさらに詳しく知りたいという方はこちらの記事をご覧ください。

通夜返礼品

通夜返礼品とは通夜に来て頂いた方に対して渡す品物です。

本来は通夜後の食事会に参加できない方に対してお礼として渡すものでした。

しかし最近では通夜後に食事会を行わないケースなども増えてきているため、通夜の参列者全員に返礼品を渡すことが一般的になってきています。

会葬返礼品

会葬返礼品は葬儀の参列者全員に対して渡す品物です。

香典の有無は関係なく、全ての参列者に感謝の気持ちを込めて渡しましょう。

葬儀後の帰り際に返礼品を渡すのが基本となっています。

会葬礼状

また、それぞれ返礼品とともに会葬礼状というお礼状を渡します。

これは急な葬儀に対して予定を開けていただき、駆けつけて下さったことに対するお礼状になります。

会葬礼状は葬儀当日に渡すものになるので、準備できないケースもあり得ます。

その際には、後日お礼状を送ると良いでしょう。

また、当日に渡すものになるので、宛名を書く必要はありません。

弔電のお礼

弔電をいただいた方にもお礼が必要となります。

葬儀を終えたら1週間以内にお礼をするようにしましょう。

お礼の仕方としては直接出向くのが理想ではありますが、遠方と言った理由で難しいことのほうが多いかと思います。

その場合にはお礼状のお手紙を送るようにしましょう、文中に略儀ながらと入れれば失礼には当たりません。

メールなどでのお礼はよっぽど親しい間柄でない限りは避けましょう。

お礼はお手紙だけで何かの品物等は必要ありません。

供花のお礼

弔電の場合はお礼状のみでも大丈夫でしたが、供花の場合にはお返しの品物を何か用意しましょう。

供花のお礼は49日後の香典返しと同じタイミングでしましょう。

その時にはお礼状も添えて送ります。

ただし、それまで何もお礼がないもの失礼ですので、電話等でお礼を一言入れておきましょう。

葬儀後の挨拶回り

葬儀後、特に縁の深かったり立場的に重要である人には直接伺って挨拶をしましょう。

また、故人が会社に勤務していた場合、会社にも挨拶へ行く必要があります。

あらかじめ会社の方にアポイントメントを取り、挨拶へいきましょう。

故人の上司や部署の方へと挨拶をするので、菓子折りの数は前もって確認をしておくと確実です。

その際に故人の机やロッカーの片付け等も行います。

次に、お世話になった病院にも挨拶にいきましょう。

長期入院していたなど、医師や看護師に対して菓子折りなどを持参して無事に葬儀が終わったことを伝えます。

挨拶の内容や挨拶に行く際の服装など、さらに知りたいという方はこちらの記事をご覧ください。

葬儀を手伝ってくれた人、スタッフへのお礼

参列してもらった人だけじゃなくて葬儀を手伝ってくれた人にもお礼が必要だよね?
えーっとお手伝いしてくれた人って誰がいるっけ?

りらいふくん
もちろんお手伝いしてくれた人にはお礼が必要だよ!
受付をしてくれた人や、案内をしてくれた人、葬儀全般を手伝ってくれた人などに渡そう!
スタッフへのお礼
  • 心付け
  • お布施、お車代

葬儀に参列していただいた人にはお礼をしますが、もちろん葬儀をお手伝いしていただいた人にもお礼をします。

お礼を渡すタイミングや細かいマナーなど、さらに詳しく知りたいという方はこちらの記事をご覧ください。

心付け

心付けを渡す人
  • 霊柩車やマイクロバスの運転手
  • 火葬場のスタッフ
  • 葬儀を手伝ってくれた方

そもそも心付けとは心付けとは、葬儀費用とは別に火葬場のスタッフや霊柩車、マイクロバスの運転者などにお礼の気持ちとして渡すお金のことです。

葬儀の受付係や案内係などをしていただいた人にも心付けをわたします。

霊柩車やマイクロバスの運転手

葬儀においては基本的に移動などは車が多く、かつ会食などもあるので送ってもらう事が多いです。

そして、運転をしてもらった際に、感謝の意を込めて心付けを渡すマナーがあります。

もちろん、運転手の方は社交辞令ではなく心付けを断った場合は、無理に渡すのは返って迷惑になってしまうので、控えるのが適切なマナーです。

火葬場のスタッフ

火葬場では様々な人にお世話になるので、渡すのが大変な場所でもあります。

火葬場で心付けを渡す際におすすめなのが、火葬場の代表者の方に全員分の心付けを渡してしまう事です。

また、火葬場では心付けを受け取らない場所もあります。

火葬場のルールに乗っ取って適切に渡すように、注意しておきましょう。

葬儀を手伝ってくれた方

相手 タイミング 金額相場 備考
受付係 受付係の仕事が終了した時 2,000~5,000円
案内係 案内係の仕事が終了した時 2,000~5,000円
台所係 台所係の仕事が終了した時 2,000~5,000円
世話役代表 後日 10,000~30,000円 直接伺うのが望ましい
世話役 後日 5,000~10,000円 郵送
お手伝い係 後日 2,000~5,000円 郵送

葬儀では規模が大きくなればなるほど、準備や運営に手間がかかり、お世話になる方も多くなります。

なので心付けは多めに持って行くことをおすすめします。

また、葬儀における世話役の方に心付けを預けてしまい、渡して頂く事もおすすめです。

お布施、お車代

葬儀では僧侶にきていただいて読経をしてもらったりします。

その時にお礼としてお布施と交通費としてのお車代をお渡しします。

お布施

葬儀で僧侶に来ていただいて、故人が成仏できる様に読経してもらい、供養してもらいます。

その行為に対して、感謝の意を込めて僧侶にお布施をお渡しします。

お布施は宗教や法要ごとに相場が変わってきます。

宗教 お布施の相場
浄土宗 30万~60万
浄土真宗 25万~50万
真言宗 25万~60万
日蓮宗 30~40万
曹洞宗 30万~60万

お布施の内訳として、読経料と戒名料で基本的には構成されており、葬儀の規模などによって変化します。

戒名料は値段で選べるもので、高いものにすると100万円を超えてくるので、ご自身でしっかりと選択しましょう。

法要毎の相場や、お布施の書き方などさらに詳しく知りたいという方はこちらの記事をご覧ください。

お車代

現在では、葬儀に足を運んでくれた僧侶に対してのお礼、という意味合いでお車代は支払われています。

以前は、僧侶を送迎できない場合にお車代を包んで渡していたようです。

なのでお車代の相場は、以前よりも現在の方が高くなっているようですね。

つまりお車代は僧侶に対して、交通費という名目で渡すというように考えるのが一般的です。

お車代としては交通費プラス5000円が相場と言われています。

お車代の表書きや包み方などさらに詳しく知りたいという方はこちらの記事をご覧ください。

お礼状の書き方

そういえばお礼状を書くこともあると思うんだけど、書いたことなくてどう書けばいいか全然わからない...

りらいふくん
お礼状を書く機会はあんまりないから難しいよね。
お礼状の書き方について紹介するね!
お礼状の書き方
  • お礼状の書き方について
  • メールでのお礼状

葬儀に参列していただいたお礼の会葬礼状や弔電をいただいたお礼にはお礼状を書きます。

お礼状を書く機会はあまり多くないため、どう書いたらいいかわからないという方も多いかと思います。

ここではお礼状の書き方について解説いたします。

お礼状の書き方について

葬儀 礼状

お礼状の構成
  • 故人の名前
  • お礼状の差出人と故人との関係性
  • 葬儀に参列して頂いた事に対する感謝
  • 無事に葬儀を終えられた事、忌明けを迎えられた事に対する感謝
  • 略儀に関する謝罪
  • 差出人の名前

基本的には上記の6つの内容で文章が構成されます。

この構成に加えて、故人と特別縁の深かった人やお世話になった人に対しては、何かしらのエピソードなどを加えるのが好ましいでしょう。

故人の名前(戒名がつけられている場合は合わせて記載)

よく間違えてしまう書き方としては、

「先日、逝去された父、〇〇」

というような書き方が散見されます。

こちらの書き方だと尊敬語を用いてしまっているので、本当は

「亡父 〇〇」

というように書きましょう。

また、戒名という僧侶が故人に対してつける名前がある場合は合わせて記載するように気をつけましょう。

お礼の差出人と故人との関係性

差出人と故人との関係性についても記載しておきましょう。

しっかりと関係性を記載しておく事で、お礼状を受け取った人がどのような人からもらったかをハッキリさせましょう。

葬儀に参列して頂いた事に対する感謝(弔電や供花なども)

葬儀が誰にとっても予想外の時に催されるケースが多いです。

なのでまずは忙しい中駆けつけて下さった事に対する、感謝をしっかりと伝えましょう。

その際に故人とお礼状を出す相手のエピソードなどがあると、受け手からしても故人との思い出に浸ることができ、良いでしょう。

また、弔電や供花を送って下さった方へも同様に感謝を伝えましょう。

無事に葬儀を終えられた事、忌明けを迎えられた事に対する感謝

葬儀や葬儀後の49日は大変忙しく、悲しみの中やらなければいけない事が山積みで、とても大変な日々になります。

そんな時期を乗り越えられたのは、お世話になっている方々のおかげであると感謝を伝えるようにしましょう。

その際に、具体的にお世話になった内容なども記載されると、受け手により感謝の意が伝わり良いですね。

略儀に関する謝罪

本来であれば、直接伺いお礼を言わなければいけません。

しかし、遠方に住んでいる方などもいらっしゃいますし、全員に訪問するのも骨が折れます。

なので手紙などでお礼状を済ます事が一般的ですが、必ず略儀である事を忘れずに、その事に対する謝罪を記載しましょう。

差出人の名前

書き方としては、喪主という肩書きを書いてから氏名を記載しましょう。

その後に親族一同と記載しても大丈夫です。

社葬の場合には葬儀委員長の名前を書いてから、喪主の名前を書きましょう。

メールでのお礼状

近年インターネットの普及により手紙よりもメールが一般的になってきています。

また、わざわざお礼状を書くよりメールの方が簡単に済みますよね。

では果たしてお礼をメールで済ますことはマナーとしてはどうなのでしょう?

一般的に、メールでのお礼は略式となるので基本的にはNGとなります。

しかし、親しい間柄の人であればOKともされています。

お礼メールの書き方や注意点など、さらに詳しく知りたいという方はこちらの記事をご覧ください。

おわりに

葬儀のお礼まとめ

  • 参列していただいた方には会葬返礼品を送る
  • 供花や弔電をいただいた方にもお礼をする
  • 特に縁の深かったりする人には直接伺ってお礼をする
  • 葬儀を手伝ってくれた人には心付けとしてお礼をする
  • お礼状を書く際はメールはNG

色々な人に色々な形でお礼をしなきゃいけないんだね...
大変だけど準備しないと!

りらいふくん
そうだね。
少し大変かもしれないけど、感謝の気持ちを込めてお礼をするようにしよう!

りらいふくんありがとう!

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